020:週報(2024/12/02~2024/12/08)

 Netflixで『映画大好きポンポさん』を観た。大好きな作品なので、映画館で二回観たしBlu-rayも持っている。Blu-rayディスクの出し入れをしなくていいのって楽だな……と思いながらNetflixで再生した。何回観てもボロボロ泣いてしまう。書籍の『映画大好きポンポさん2』で、ジーンくんの映画を観たポンポさんが「ぎゅっと丸めて胸の奥の宝箱に仕舞っておきたい……」と感じるシーンがあるが、わたしにとっては『ポンポさん』こそが、そういう作品だ。映画を観終わってから、書籍を1から読み返し始めた。シリーズがたくさん出ているので、読み応えがある。楽しい。


 ◯


 今年の振り返りの時期だ。
 Duolingoも今年の実績を教えてくれた。秋に始めたばかりだが、どうやら学習者全体の上位4%に入っているとのこと。学習時間なのか経験値なのか、両方なのか不明だが、とりあえずすごく頑張ったことがわかる。嬉しい。このペースで来年も続けたら上位何%に入るのだろう。ドキドキする。
 今週はアメジストリーグを1位で終了。パールリーグに昇格した。


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 今年書いた小説の数が100本になった。同じ話の1稿目と2稿目などでファイルを分けているため、100アイディアというわけではないが「たくさん書いたなあ」と思う。
 字数は30万字ほど。自分としては満足のいく字数なので、来年もこの調子で行きたい。


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 ネーム模写を始めた。二回目だ。
 模写する作品を決めて、百均で買った無地のノートに、シャープペンシルで枠線を引き、セリフを書き、人間や背景を描く。絵の練習がメインではないので、絵はざっくりでいい。
 前回は1Pずつ、枠線→セリフ→人物背景、とやっていたのを、今回は35Pほどぜんぶ枠線を引いてから、セリフや人物背景を入れることにした。
 小説のセリフは何文字でも何行でも何ページでも書けるが、漫画にはフキダシという制約がある。そしてフキダシには、コマ枠という制約がある。だから登場人物が長く喋ることは(特殊な場合を除いて)推奨されない。まあ、小説だって無意味な長台詞は美しくないのだけれど……。ただ、小説を書いているだけだと中々意識できない。
 また、模写をすることで、画面作りや絵作りといったものも意識できるようになる。小説に必須の技能ではないが、あって損することもないだろう。
 前回、家にあったシャープペンシルを使ったところ、数ページで手が痛くなり難儀したので、今回は新しくぺんてるの「AMAIN(アメイン)」を購入した。1.3mmのB芯なので、疲れにくいはずだ。


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 昔、十二月の屋外で働いていたときに、ワイシャツ一枚で仕事をしていたら「寒くないの!?」と同僚に聞かれた。ワイシャツ着用が規程の現場だった。その同僚は、ヒートテックを着て、カーディガンを着て、ワイシャツを着て、ダウンベストを着て、ジャンパーを羽織っていた。わたしは「はい!」と答えながら腕まくりをして見せた。


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 『世界でいちばん透きとおった物語』(杉井光)を読んだ。とにかく「すごい」の一言に尽きる。何を言ってもネタバレになってしまうので口を噤むが、面白かった。


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 十二月も中旬に差し掛かる。来年のことを考えなくては、という気持ちと、今年をしっかり見つめなくては、という気持ちが両方ある。今年、来年、今年、来年。反復横跳びをしながら、残りの日々を過ごしていこう。